こんにちは!COREトレSTUDIOの久志本です。
本日は競技力を上げるための取り組みの指標となる「パフォーマンスピラミッド」という考え方をご紹介いたします。
パフォーマンスピラミッドとは、総合的な競技能力(スポーツにおいて高いパフォーマンスを発揮できる能力)を向上させるために重要な3つの能力を階層化して捉える考え方です。
画像のようなピラミッドで表現され、下の階層に行くほど備えるべき能力として重要で、トレーニングの優先順位が高いといわれています。
一番下から「ファンクショナルムーブメント」、「ファンクショナルパフォーマンス」、「スキル」の3段階に分けられます。
「ファンクショナルムーブメント」 は関節の柔軟性や可動性、体幹部・各関節の安定性、呼吸、姿勢、動きのクセなどが含まれる、いわばヒトの「身体の基本動作や機能」のことです。
これが一定の基準を満たしていないということは、そもそも思い通りに身体を動かすことができずにケガもしやすく、競技を行うための土台ができていない状態となりますので、まず第一に確認しておく必要があります。
「ファンクショナルパフォーマンス」 には筋力・スピード・敏捷性・瞬発力などを発揮するフィジカル的な要素が含まれます。
こちらは走ったり、跳んだり、投げたり、素早く反応したりするなどの基礎的な能力です。
競技やポジションによってはパフォーマンス発揮においてこれが非常に大きな割合を占めることがあります。(例:バスケやバレーにおけるジャンプ力、陸上競技全般など)
「スキル」はテクニックや技術のことで、よりその競技に特化した動きや戦術的な部分となり、より高次元な能力です。
サッカーで例えるなら足で正確にパスを出す、ドリブルをする、シュートを蹴るなどです。これはそれぞれ、さらに細かく分類することもできます。
高い階層に向かうに連れて直接的に競技に役に立つ能力になりますが、すべて基礎となる土台の部分ができていることが前提となります。
いくら強いパワーを持っているからと言って、その土台となるファンクショナルムーブメント(柔軟性や関節の安定性、姿勢など)の制限のせいで、頻繁にケガをしていては意味がないし、そもそも持っているパワーを100%発揮できないということもあります。
また、いくら高いスキルを持っていても、動きが遅かったり、持久力がなくて動きが途中で止まってしまったりしては試合では活躍できないですよね。
なので、競技で高いパフォーマンスを発揮するには柔軟性や体幹力、バランス感覚をはじめとする基礎的な能力を最大限高めていくことが、長い目で見ると効率的であるということが分かります。
そして、土台の部分が大きければ大きいほど、比例してその上の階層の能力も大きする余地が生まれます。
ただし、パフォーマンスピラミッドのどの部分をいま現在、重点的にアプローチ必要があるかは個人差があります。
例えば、すでに柔軟性や体幹の安定性が強い選手が、基本は大事だからと言って、ファンクショナルムーブメントの練習ばかりに時間を費やすのは、優先順位として正しいとはいえないでしょう。
あくまで土台というのは、その上を更に積み重ねていけるためのものです。土台がしっかり固まっているなら、次の階層にある、より競技能力に直接貢献するファンクショナルパフォーマンスやスキルに対するアプローチに時間をかけたほうが良いでしょう。
COREトレSTUDIOでは主にパフォーマンスピラミッドにおける土台の部分の「ファンクショナルムーブメント」、「ファンクショナルパフォーマンス」 にアプローチすることに特化したトレーニングやケアを行っております。
また、 ここでいう「ファンクショナルパフォーマンス」 の強さを数字で客観的に評価することのできる当スタジオ独自の「コアバランスフィジカルテスト」を受けていただくことで、自分のフィジカル能力のなかでも、特にどこが強い・弱いかを測定することができるので、自分が優先的に取り組むべき課題が視覚化され、より効率的に能力を底上げするトレーニングを組み立てることが可能です。
更に当スタジオの真下の階に併設するCOREトレ接骨院では、 「ファンクショナルムーブメント」 をメディカルの視点から客観的に評価する、当接骨院独自の「コアバランスメディカルテスト」も行っております。
「基礎が重要」というのはスポーツに限らず、あらゆることに共通することではないでしょうか。
「運動神経は良いのにケガが多い」
「スキルの高さを試合で発揮できていない」
「フィジカルや柔軟性が弱い気がするが、具体的にどうパフォーマンスに影響しているかわからない」
このようなお悩みがありましたら、一度当スタジオにお越しいただければ何か原因や対策を見つけられるかもしれません。
お問い合わせお待ちしております(^_-)-☆