【明日からできる!】寒さに強くなる朝ルーティーン

こんにちは!
COREトレSTUDIOの久志本です。

本格的な冬の到来を迎え、もう完全にアウターが手放せない気温になってきたかと思います。

ということで今回のテーマは、トレーナー的視点で「寒さに強くなる方法」について書いていこうと思います。これは対処法的「防寒対策」でもあり根本的な「体質から寒さに強くなる方法」でもあります。

キーワードは「ミトコンドリア」です。

ところで、最近思い出したのですが、実は僕が筋トレを始めた直接のきっかけが、

「寒さに強くなりたい」

からでした。

当時僕は大学生3年生で、ずっと憧れだったバイクの免許を取りました。
初めて公道を走ったのはまだ11月の夜だったのですが、

もう、めっっちゃ寒かったんですよね

「これからまだまだ寒くなるのに大丈夫か・・?」と真剣に悩みました。

でもお金がなく、厚くて防風性のある上着は変えなかった僕は、「もっと寒さに強くならなければダメだ!」と考え、なんとなく「マッチョの人たちは寒さに強い」というイメージを持っていたので、それがきっかけで筋トレを始めました。

そんなきっかけで、筋トレを今まで10年くらいずっと続けているわけです。。(笑)

それで肝心の耐寒力が結果どうなったかというと、

「人と比べて、かなり寒さに強い」と自信をもって言えるほどになりました。

証拠に(?)、僕は12/17日時点でまだエアコンはつけていないし、アウターすら着ていません。
ていうか持ってません。本格的なアウター。

この状態になるために現在は筋トレ以外のこともしているのですが、すべて冒頭で紹介した
「ミトコンドリア」が関わってきます。

ミトコンドリアとは細胞内に数百個単位で存在するエネルギー生産工場のことで、もともとは独立した一つの生命体でした。
ここで人間は、主に食事から摂取した糖質やタンパク質、脂質などを利用し、24時間常にエネルギーを生産します。

このミトコンドリアがエネルギーを生産する過程で、熱が生まれますそして結果的に体温が保たれたり、身体が温かくなったりしています。
人が「体温を保つ」という活動をするためだけでもに、一日にとても多くのカロリーを消費しているのです。

逆に言うと、ミトコンドリアが少なかったり活発に働いてくれないと、エネルギーを効率的に生み出すことができません。そして結果的に身体が冷えやすくなります。

ですので、寒さに強くなるためにはミトコンドリアを活発に働かせることが重要です。

ということで、前置きが長くなりましたが具体的な朝のルーティーンとしては下記の通りです。

①たんぱく質多めの朝ごはんを食べる。
②冷水シャワーを浴びる。
③筋トレする(運動をする)

順番に解説していきます。

①たんぱく質多めの朝ごはんを食べる。
食事をすると代謝活動の一つである、「食事誘発性熱産生」が起こります。
これは食事をすること自体で起こる代謝活動で、ご飯を食べると身体が温まるあの現象です。
これは特にタンパク質に対して強く反応する性質があるので、寒さ対策のための食事はなるべくタンパク質が多いものが良いでしょう。
エネルギーを代謝する活動はすべてミトコンドリアが関わっているので、このときもミトコンドリアが活発に働きます。

②お風呂に浸かり、最後は冷水シャワーを浴びる。
逆説的ですが、冷たいシャワーなどで身体冷やすと身体が温まります。
また、暖かいシャワーを浴びると、その直後は暖かいですが身体が冷えに対して敏感になります。

冷水シャワーを浴びるなどして危機を感じると、身体が熱を大量に生産しないといけないと判断し、ミトコンドリア内のエネルギー生産が促す結果、身体の内側から温かくなります。

さすがに、朝からいきなり冷たいシャワーを浴びるのは酷なので、最初は暖かいシャワーから始めて、最後の1分だけでも冷たいシャワーを浴びれると効果はあります。
短くても最後は冷水シャワーで終わることが重要です。

③筋トレする
これは単純ですが、もしかしたら一番効果が分かりやすい方法です。
いわゆる筋トレに限らず、なにかしらある程度のキツさの運動をすると、筋肉細胞内にあるミトコンドリアが活発になり、エネルギー産生が多く起こります。結果、身体が温まります。

効率的にミトコンドリアを刺激するトレーニングとしてはHIIT(高強度インターバルトレーニング)適しています。
これは強度の高い数種類の筋トレをインターバルなしor少なめで次々と行っていくトレーニングで、5分程度でも息が上がるほどキツいです。
しかしミトコンドリアを活性化するためには、こういった息が上がる強度のトレーニングが効率的と言われています。
まぁミトコンドリア云々の話の前に、これを5分やれば確実に身体が温まるのは誰でも想像できるかと思います..
更にこれで筋肉がつけば基礎代謝も上がり、通常時でもエネルギー生産力が高い状態になるので、長期的にみても寒さに強くなれます。

HIITとネットで調べると、5分程度で構成されているトレーニング動画はたくさん出てくるので、家を出る直前にたったの5分で身体を温められると考えたら、効率的だと思いませんか?

以上が、ミトコンドリアを活性化させて身体の内側から暖かくなるための方法でした。

そしてダイエットに敏感な方はお気づきかと思いますが、これらの方法はすべて痩せるルーティーンでもあります
なぜなら、痩せやすい体質というのは体内の栄養(脂質・糖質・タンパク質)をエネルギーに換えやすい体質だからです。

ミトコンドリアが元気になると、体内の栄養をエネルギーとして消費しやすくなるので、今回ご紹介した方法はダイエット法でもあったのです。

寒さに強くなって、ダイエットもできるなんて、素敵だと思いませんか?
ただ、脂肪が少なすぎても寒さに弱くなるので、痩せすぎの方はミトコンドリアを活性化させつつ、脂肪を増やすためにたくさん食べましょう。

いかがでしたでしょうか?今回は明日の朝から寒さに強くなる朝のルーティーンをご紹介しました。
ちなみに僕は休日や、朝の時間に余裕のあるときはこれを全部行っています。

結果、基本的に身体は絞れているし、外に出て周りを見渡すと「みんなすごい厚着してるなぁ。そんなに寒いかな?」とよく思うので、人より寒さに強いのだと思っています。

簡単なようでなかなか難しいものもあるかと思いますが、試してもらえるとその日から効果を実感できると思うので、ぜひチャレンジしてみてください!

では!